高齢の親の引越し業者選びでお困りではありませんか?
私も2017年春頃、86歳の母の一人暮らしが心配になり、実家から自宅近くのマンションへ引越しをお願いした経験があります。
当時はネットにも詳しくなく、引越し業者の比較サイトの存在も知らなかったため、スマホで適当に検索して業者を選んだのですが、これが大きな失敗でした。
この記事では、私の実体験をもとに、高齢の親の引越し業者選びで失敗しないためのポイントと注意点について詳しく解説します。
母の引越しを決意した経緯
2017年春頃、実家で一人暮らしをしている86歳の母のことが心配になりました。
年齢とともに足腰も弱くなり、何かあった時にすぐに駆けつけられる距離にいてもらいたいと考えるようになったのです。⇒【体験談】86歳母を実家から近くのマンションに呼んだ理由と後悔ポイント
そこで、私の自宅近くにマンションを借りて、母に引越してもらうことを決意しました。
次にやるべきことは引越し業者を決めることでしたが、当時の私はネットにそれほど詳しくなく、引越し業者の比較サイトの調べ方も分からない状態でした。
引越し業者の探し方と選定プロセス
4社の業者をピックアップ
引越し費用を安く抑えるには複数の業者で見積もりを取ることが重要だと考え、スマホで適当に検索して以下の4社をピックアップしました。
1. アート引越センター(大手)
2. サカイ引越センター(大手)
3. アーク引越しセンター(中堅の引越し業者?)
4. 個人の引越し業者
各業者の初期評価
アート引越センターは最大手ということで安心感がありましたが、私が希望する日取りが空いていませんでした。
サカイ引越センターは以前、自宅の引越し時に利用したことがありました。
しかし、その時に2階に荷物を運ぶ際に荷物を落として階段に傷をつけられたにも関わらず謝罪がなく、さらに当日になってエアコンの取り付けは別料金と言われるなど、あまり良い印象を持っていませんでした。
残りの2社は初めて聞く業者でした。アーク引越し業者は幅広く事業を展開しているようでした。
見積もり依頼と業者選定
実際の引越し費用を把握するため、3社に見積もりを依頼しました。
私は度々実家に行く時間的な余裕がなかったので、同じ日に時間をずらして来てもらいました。
料金的には個人業者が一番安かったのですが、信頼性に疑問があったため、スタッフの対応も良かった中堅引越し業者のアーク引越しセンターに決定しました。
見積もり金額は約15万円で、営業担当者の愛想も良く、これで安心だと思っていました。
引越し当日に発生した問題
しかし、この業者選びは大きな失敗でした。
引越し当日に次々と問題が発生したのです。
トラックのサイズ問題
見積書には2トンワイドロングのトラックと記載されていましたが、当日来たのは2トンショートでした。
母の引越し荷物が多いにも関わらず、明らかに容量不足です。
作業員からは「車に積めない荷物は置いていく」と言われました。
後で見積書を確認すると、「トラックに乗りきる分のお荷物のお運び」と記載されていました。
しかし、下見に来た担当者は「大丈夫、全部乗ります」らしいことを言っていたので、随分とニュアンスが異なっていました。
約束が履行されない
「2日前にお時間確認の連絡をします」という約束でしたが、連絡がありませんでした。
そして当日、いきなりトラックが実家に到着したため、母は着替え中で大変慌てました。
高齢の母にとって、予期しない訪問は大きなストレスになってしまいました。
引越し先のマンションでも引越し前に隣近所に挨拶するとなっていたのが、全くありませんでした。
料金請求のトラブル
後日届いた請求書を見ると、打ち合わせ時に提示された金額と異なっていました。
口頭で税込で約束したはずが、請求金額は税別になっていたのです。
担当者に連絡しても反応が悪かったのですが、強く言うと、上司に相談した後に当初の約束金額に修正されました。

・営業担当者の愛想の良さに惑わされて、十分な検討をしなかった
・口コミや評判を事前に調べなかった
・比較検討した業者数が少なすぎた
失敗の原因分析
情報収集不足
当時の私は引越し業者の比較サイトの存在を知らず、口コミや評判を十分に調べませんでした。
スマホで適当に検索しただけで、深い情報収集をしていなかったのが大きな問題でした。
営業トークに惑わされた
愛想の良さだけで判断したわけではありませんが、3社のうち消去法で決まった感じでした。
営業担当者の人柄に好印象を持ったものの、それが単なる営業スマイルだったことを後で痛感しました。
業者選定の基準が曖昧
料金の安さを重視していましたが、サービス内容や信頼性についての評価基準が曖昧でした。
また、比較検討した業者数も4社と少なく、選択肢が限られていました。
今ならこうする(改善案)
情報収集方法の改善
現在なら一括見積もりサイトや口コミサイトを積極的に活用します。
複数の情報源から業者の評判や実績を調べ、より客観的な判断材料を集めるでしょう。
業者選定基準の明確化
料金だけでなく、以下の点を重視して業者を選びます:
・過去の実績と評判
・サービス内容の詳細
・アフターフォローの充実度
比較検討する業者数の増加
今なら最低5社は検討し、より多くの選択肢の中から最適な業者を選ぶでしょう。
・一括見積もりサイトを活用して効率的に複数社を比較する
・口コミサイトで実際の利用者の評価を確認する
・見積書の条件を詳細まで確認し、不明な点は必ず質問する
・営業担当者の人柄だけでなく、会社としての信頼性を重視する
同じ状況の方へのアドバイス
業者選びのコツ
大手でも個人業者でも、必ず複数社で比較検討することが重要です。
また、営業担当者の愛想だけで判断せず、以下の点を総合的に評価してください:
・料金の透明性
・サービス内容の詳細
・過去の実績と評判
・トラブル時の対応力
注意すべきポイント
・見積書の条件を詳細まで確認する
・口約束ではなく、必ず書面で確認する
・料金は税込み・税別を明確にする
・トラックのサイズと積載量を具体的に確認する
・当日の連絡方法とタイミングを事前に決める
まとめ
私の引越し業者選びの失敗体験から学んだことは、情報収集の重要性と、営業トークに惑わされない冷静な判断の必要性でした。
現在は一括見積もりサイトや口コミサイトなど、業者選びに役立つツールが充実しています。
これらを活用すれば、私のような失敗を避けることができるでしょう。
高齢の親の引越しは、単なる荷物の移動ではありません。
親の生活環境を大きく変える重要な出来事です。
だからこそ、信頼できる業者選びが何より大切なのです。
同じような状況でお悩みの方は、ぜひ私の失敗を教訓にして、慎重かつ十分な検討を行ってください。
きっと満足のいく引越しができるはずです。

